「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」、映画が僕のすべてだった!

ひろ12345

おすすめ度 ☆☆☆★

レンタルDVDが全盛だった2003年のカナダを舞台に、トラブルメーカーで映画好きな高校生を描いた青春コメディ!
国際映画祭で激賞され、史上最高のカナダ・コメディの一本に選出された本作は、2023年のバンクーバー映画批評家協会賞では最優秀カナダ映画賞、最優秀カナダ映画男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀カナダ脚本賞の4部門を受賞。そのほか各国の映画祭でも熱狂的に迎えられ、多くの賞を受賞している世界の映画好きを夢中にさせた話題作。

あまりにも痛くてほろ苦い地方都市の青春。



家庭環境に問題抱えてるとはいえ、親友が居たりバイトし始めたレンタルビデオ店の人とも仲良くやってたりと見ようによっては割と環境に恵まれてる彼。しかし、カナダの地方都市の映画オタクがNYの大学で映画勉強するんや、こんな田舎抜け出して都会で俺はビッグになるんやって思いが空回りして、若気の至りなナルシズムによって親友を見下して仲違いしていくわ、バイト先で問題起こすわで本当に見てらんない。親友との関係は修復されたかといえば表面的だが、大学進学に伴って地元の友達と疎遠になってく感じがリアル。そしてバイト先の憧れの女性店長との関係もなんともいえない。無邪気にNYで映画勉強するんやって言う若者に対してかつて夢敗れた人間というメンターっぽい立ち位置だったのにそれさえ台無しにしてしまう若さ青さの厄介さ。最終的に再会するシーンが唯一の救いというか、そこでもらったアドバイスを真面目に実行してるラストシーンが微笑ましい。