「パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ」、人生はほろ苦くて甘い!
おすすめ度 ☆☆☆
22歳でパティスリー世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの自伝書をもとに映画化し、つらい少年時代を過ごした孤独な青年が極上のスイーツで奇跡を起こす姿を描いたフランス発のヒューマンドラマ。
実在の天才パティシエの半生を描いたドラマ。これも料理映画の一種であろう。もっとも映画の方はスイーツよりも恵まれない環境でもめげず夢に向かって突き進む主人公ヤシッドの生き様の方に焦点が当てられていた。
母親に育児放棄され、過酷な環境で暮らす少年ヤジッド。そんな彼にとって唯一の楽しみは、里親の家で団らんしながら食べる手作りスイーツで、いつしか自分も最高のパティシエになることを夢見るように。やがて児童養護施設で暮らし始めたヤジッドは、パリの高級レストランに見習いとして雇ってもらうチャンスを自らつかみ取る。田舎町エペルネから180キロ離れたパリへ通い、時には野宿もしながら必死に学び続けるヤジッド。偉大なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や心を許せる仲間に囲まれて充実した日々を送るが、嫉妬した同僚の策略によって仕事を失ってしまう。
映画としての見所は、様々なスイーツと、それを作り上げる職人の技……あと、意外にも思えるのが、美食の国であり、自国料理に誇りを持っているフランス人が、外国人に寛容な事だったりする。

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