「雪の花 ともに在りて」、無名の町医者はどのように日本を救ったか?
おすすめ度 ☆☆☆★
名匠・小泉堯史監督が、吉村昭の小説「雪の花」を映画化。江戸時代末期の福井藩を舞台に、数年ごとに大流行して多くの人命を奪う疫病から人々を救おうと奔走した実在の町医者の姿を描く。
江戸時代末期、有効な治療法がなく多くの人の命を奪ってきた痘瘡(天然痘)。福井藩の町医者・笠原良策(松坂桃李)は、その痘瘡に有効な「種痘(予防接種)」という予防法が異国から伝わったことを知り、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)に教えを請い、私財を投げ打って必要な種痘の苗を福井に持ち込んだ。しかし、天然痘の膿をあえて体内に植え込むという種痘の普及には、さまざまな困難が立ちはだかる。それでも良策は、妻・千穂(芳根京子)に支えられながら疫病と闘い続ける。
命を助けたという実話の映画化で、古典的映画手法で作られた映画。
だけに、現代映画からすると、やや歯がゆい。
迷信に打ち勝って、命を守る姿は尊い。
俳優陣も、ベテランをそろえて抜かりない。

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